上江津湖エリア
2022年03月17日
旧砂取細川庭園
水前寺成趣園と同じく江戸時代から続く湧水庭園です。江戸後期に造られた藩主の御茶屋の庭だったと推定されています。

御茶屋は、明治になると斉護公の正室が晩年を過ごし、細川内膳家(忠興の長男が祖)の住居にもなりました。

その後はこの地は細川家の手を離れ、料亭や企業の宿泊所になりましたが、庭園は江戸期の形をほとんど変えずに存続しました。

現在は、県立図書館の庭となっており、北側の隅には水神が祀られています。熊本地震の時にも湧水は枯れず、地元の人は水を汲みに来ていたそうです。

また南側の池中の小枝にはよくカワセミが止り、写真愛好家の恰好の撮影スポットになっています。