水前寺エリア
2022年03月15日
細川流盆石の石庭
盆石は、黒漆塗りの盆上に自然石や白砂で自然の景観を表現する縮景芸術です。石を愛でる文化から発展して室町時代に形が整ったと考えられ、飾り物として茶会などに用いられました。

利休の直弟子だった忠興公も石を愛し、徳川将軍家の茶道指南役だった小堀遠州が忠興公から頼まれて探し求めた石の名品『重山』が細川家に伝わっています。

江戸時代になると多くの流派が起って庶民の間にも広まりましたが、今は流派が限られ、希少な伝統文化の一つとなっています。