水前寺エリア
2022年03月15日
武田流騎射流鏑馬
疾走する馬に乗りながら的を弓で射る流鏑馬は、平安時代には朝廷儀式、武家社会では武道の修練として盛んに行われていました。現在は神社の神事や祭礼として催されています。

武道としての流鏑馬は、源氏の流れを汲む武田流(細川家)と小笠原流(徳川家)の二流派のみです。武田流は若狭武田家24代の信直から、姻戚関係にあった細川藤孝(幽斎)を介して、家臣の竹原惟成に伝えられました。
忠利の熊本入国後は竹原家を宗家として代々継承されています。

出水神社への奉納は昭和9年(1934)から始まり、春と秋の大祭では、園内東奥の馬場で披露されます。
疾走する馬の上から手綱を離した状態で弓を構えて的を射るのは大変な修練が必要です。その技術と迫力は必見の価値があります。